食品添加物>食品添加物の国際規格を知る方法

今、食品は国際的に流通するようになり、特に
食糧自給率が低い国では、食卓を支えるものは、
ほとんど輸入された加工品になっています。
この事態に対応するために、食品添加物の規格
統一を行おうという動きがあります。
国連には、「WHO（世界保健機構）」(世界の健康
の向上を目的とした機関)と、「FAO（国際連合
食糧農業機関）」世界規模で農産物や食料について
協議する機関)があり、この両方の機関が協力して、
「CAC、コーデックス（国際食品規格委員会）」
を組織しました。

食品の品質と安全性を確保する目的と、国際貿易
を公平に促進させるために、加盟国からデータを
収集し、国際的な規範、規格、基準を決めています。
コーデックスの中に、「JECFA（FAO/WHO合同食品
添加物専門委員会）」という機関があり、そこでは
試験データを参考に食品添加物の安全性や、
成分規格の設定を行い、活動を助けています。
日本でも、食品添加物を新しく指定する時は、
JECFAで評価が完了している事が大事な要件になっています。
包装食品の食品添加物の表示方法もコーデックスが
規準を決めています。